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TSI/2月期は売上高0.6%減、営業利益9億2400万円

2015年04月13日 / 決算

TSIホールディングスが4月13日に発表した2015年2月期決算は、売上高1808億1900万円(前年同期比0.6%減)、営業利益9億2400万円(前期は11億2800万円の営業損失)、経常利益25億4100万円(77.6%増)、当期利益22億9400万円(106.5%増)となった。

アパレル関連事業の売上高は、1778億4900万円(0.4%減)となった。

今期から、東京スタイルとサンエー・インターナショナルのアパレル事業を会社分割により5つの事業会社に再編するとともに、他の事業会社も自社直下の子会社となる2層構造に再編し権限を大幅に委譲することで、グループ各社が固有の強みを最大限に発揮しフレキシブルでスピーディーな事業運営が可能となる組織体制とした。

新体制のもとで、グループ各社は各々独自の事業戦略を積極的に推し進めた結果、特にオリジナリティー溢れる商品開発と特色ある店舗運営を積極的に行なった「マーガレット・ハウエル」「ローズバッド」「パーリーゲイツ」「ステューシー」「アプワイザー・リッシェ」などの個性豊かなブランドを有する既存事業は、大きく伸長した。

グループ各社の新規事業・業態開発では、これまで以上に幅広い客層と多様なニーズに応えるべく、既存ブランドから新業態や新ラインなどを派生させる新たなブランド戦略の打ち出しや、事業拡大の独自施策として国内の老舗セレクトショップの事業譲り受け、米国のストリートブランドの日本総代理店の全株式の取得、ライフスタイルの多様化に応じたレストラン、カフェなどの飲食事業の運営など、新たな事業領域への進出により収益力の拡大を目指した。

イーコマースの整備と強化を目的として専門の機能子会社を設立するとともに、直営ショッピングサイト「SELECSONIC(セレクソニック)」を「MIX.TOKYO(ミックスドットトウキョウ)」に名称変更し、大幅な機能拡充と利便性の改善を行った。

ナノ・ユニバースをはじめとする各社は自社Webサイトの独創性を一層追求するとともに、オムニチャネル化の促進による集客力の拡大と売上高に占めるイーコマース化率の向上を図った。

来期は、売上高1810億円(0.1%増)、営業利益24億円(2.6倍)、経常利益40億円(57.4%増)、当期利益14億円(39.0%減)の見通し。

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