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J.フロント/2月期は売上高0.3%増、営業利益0.7%増

2015年04月09日 / 決算

J.フロントリテイリングが4月9日に発表した2015年2月期決算は、売上高1兆1495億2900万円(前年同期比0.3%増)、営業利益420億9100万円(0.7%増)、経常利益404億400万円(0.2%減)、当期利益199億1800万円(36.9%減)となった。

百貨店を核に複数の事業を展開するマルチリテイラーとしての発展に向けて、既存事業の競争力と収益力の一段の強化をはかるとともに、経営資源の成長分野への重点的な投入を進めた。

百貨店事業では、幅広い顧客層に支持される魅力的な店づくりと生産性の高い店舗運営体制の構築による業態革新を目指す「新百貨店モデル」の確立に向けた取り組みを推進した。

中でも堅調な富裕層マーケットに対応すべく、ラグジュアリーブランドの拡大、外商新規顧客の積極的な開拓に取り組んだほか、増加が著しい訪日外国人への対応を強化した。

一方、新たなビジネスとして成長が期待できる、実店舗やネット通販など多様な販売チャネルを組み合わせ、お客にさまざまな情報や商品・サービスを提供する独自の「オムニチャネル・リテイリング」を、百貨店事業やパルコ事業を中心に取り組みを進めた。

銀座六丁目地区市街地再開発事業では、9月に商業施設開業準備室を開設し、世界の銀座にふさわしい商業施設を目指して本格的にテナントリーシングを開始した。松坂屋上野店では、昨年3月に南館を閉館し、パルコと連携した新たな複合商業施設への建替え工事に着手した。

来期は、売上高1兆1770億円、営業利益450億円、経常利益425億円、当期利益280億円の見通し。

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