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イケアグループ/2015年8月期の売上高は11.2%増の319億ユーロ

2015年09月25日 / 決算海外

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イケアグループの2015年8月期決算は、売上高319億ユーロ、ユーロ換算で比較した場合、前年比11.2%増(為替調整後8.9%増)の売上となった。既存店舗の売上高は5.1%増だった。

ペーテル・アグネフィエル、イケアグループ社長兼CEOは「イケアグループは昨年、ほぼすべての市場で前年を上回る売上高を達成し、満足のいく業績をおさめることができた。店舗やeコマースで、質の高い接客で低価格なホームファニッシング製品を提供するという点において、コワーカーは実によい結果を出してくれた」と述べている。

イケアグループの市場のうち、前年比伸び率のもっとも高いのは依然として中国で、これにロシアが続いている。ドイツでも記録的な伸び率を見せ、北米も堅調だった。

南欧も明るい兆しが見えている。全体の販売活動を見ると、一部経済状況が芳しくない国もあるが、イケアグループ市場の大多数で堅調な伸びを示した。

売上増の大半は、既存店舗によるもので、新しいデジタルソリューションを取り入れた新店舗も売上に貢献した。

2015年度は、13の新店とスペイン、ノルウェー、フィンランドの3か国で「ピックアップポイント」をオープンした。

ピックアップポイントとは、お客が限られた商品を実際に見ることができ、注文した商品を後日、受け取ることができる新しいフォーマットの販売拠点。

アグネフィエル社長は、「この先も、店舗はもちろんマルチチャネル環境による新しくてエキサイティングな方法でお客さまにアプローチすることで、イケアには継続的な成長を見込める機会が多くあると考えている。継続的な成長と堅調な業績が達成できれば、私たちはコワーカー、バリューチェーン、サステナビィティへの投資を続けることができる。そうすることで、イケアは、より快適な毎日を、より多くの方々に提供することができるでしょう」とコメントしている。

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