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J.フロントリテイリング/営業利益33.8%減、当期利益13.9%増

2010年04月13日 / 決算

J.フロントリテイリングが4月13日に発表した2010年2月期業績によると、売上高は9825億3300万円(前年同期比10.4%減)、営業利益185億8400万円(33.8%減)、経常利益199億6600万円(29.4%減)、当期利益81億6700万円(13.9%増)となった。

特別利益として固定資産売却益、投資有価証券売却益などを計上する一方で、特別損失として大丸浦和パルコ店ほかの減損損失、松坂屋岡崎店ほかの事業整理損などを計上した結果、当期利益は13.9%増となった。

主力の百貨店事業の売上高は、大丸心斎橋店「北館」のオープン、松坂屋岡崎店の閉店セールが寄与したが、9.0%減の7609億1900万円、営業利益は、販売費・一般管理費の効率化に取り組んだものの39.9%減の129億9500万円となった。

スーパーマーケット事業では、店舗閉鎖や地域間における競合激化の影響も加わり、売上高は5.7%減の1232億5800万円となった。徹底したローコスト運営の視点で店舗業務を見直し、本部機能も集約化することで人的生産性の向上を図り、販売費・一般管理費を圧縮した結果、営業利益は29.3%増の14億2900万円となった。

卸売事業をみると、市場環境悪化により、化学品や金属・樹脂加工品の産業資材をはじめ全部門にわたり苦戦したなか、新規商材の開発や新たな販路の開拓に取り組んだが、売上高は27.4%減の632億4900万円となった。営業利益は28.0%減の25億7300万円だった。

来期の業績は、売上高9700億円、営業利益190億円、経常利益188億円、当期利益92億円の見通し。

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