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キリン/2012年通期は増収増益、飲料や海外がけん引

2013年02月14日 / 決算

キリンホールディングスは2月14日、2012年12月期の通期連結決算を発表した。売上高は2兆1861億7700万円(前期比5.5%増)、営業利益は1530億2200万円(7.1%増)、経常利益は1384億5200万円(1.2%増)、純利益は561億9800万円(約7.5倍)となった。

国内酒類事業は、キリンビールの販売数量減少を受け、1.9%減収となった。競争環境が厳しさを増すなか、ビール、発泡酒、新ジャンルの合計販売数量が減少。ノンアルコール飲料でも、「キリン フリー」の減少により、全体の販売量は前期を下回った。一方、海外では「キリン一番搾り」の販売が好調、輸出エリアを拡大した。

ワインは、東日本大震災以降、「家飲み」需要の高まりから市場全体が伸びるなか、国産・輸入とも販売数量が増加。

国内飲料事業は、6.6%増収。特定保健用食品のコーラ系飲料として発売した「キリン メッツ コーラ」が大きな反響を呼んだ。「キリン 午後の紅茶」は、「キリン 午後の紅茶 おいしい無糖」の好調を受け、販売数量が3年連続で過去最高を記録。震災以降の水の販売好調も業績を押し上げた。

海外の酒類・飲料事業は、27.6%増収。豪州子会社の収益改善や、ブラジル子会社の売上拡大などが寄与した。

2013年12月期の通期連結業績は、売上高を2兆2900億円(前期比4.7%増)、営業利益は1550億円(1.3%増)、経常利益を1320億円(4.7%減)、純利益を900億円(60.1%増)と予想している。

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