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MonotaRO/全部門で増収、営業利益143%増

2009年02月15日 / 決算

MonotaROが2月13日に発表した2008年12月期決算によると、売上高は140億6800万円(前年同期比29.1%増)、営業利益11億6800万円(143.2%増)、経常利益11億9600万円(146.2%増)、当期利益11億2000万円(142.9%増)の大幅増益となった。

同期は、ウェブサイトに低価格プライベートブランド商品、輸入商品とナショナルブランド商品との比較機能を持つ専用ページ「節約探検隊インフレバスター」の開設や、パソコンのない作業現場でも携帯電話で発注できるモバイルサイトを開設するなど、顧客への情報発信、利便性向上に取り組んだ。5月と8月には倒産した会社から在庫商品を買い取り、これで自動車関連業界向け商品販売事業にも進出。2008年度中には7万9745事業所の新規顧客を獲得し、登録会員事業所数は31万9561事業所となった。

利益面では、前年度の物流センター移転に伴う移転費用、新旧物流センターの重複稼働期間の発生による賃借料と物流作業要員の人件費の二重負担などがなくなったため大幅増益を記録。部門別の概況は、工場消耗品が作業工具、電動・空圧工具、塗装・養生用品などの受注の好調に支えられ、売上高は71億1900万円(22.4%増)。

工場交換部品はベアリング・伝動機器、梱包用品などの受注の好調に加え、自動車関連アフターマーケットへの参入による自動車整備・トラック用品の販売の寄与で売上高は47億2800万円(42.6%増)と伸長した。その他の商品はOA用品、インク・トナー、照明、作業服などの受注の好調に支えられ、売上高は22億2000万円(25.9%増)と増加した。

通期の業績予測は住之江ディスリビューションセンターの賃借料等施設関連費用、事業規模の拡大に関連して人件費など固定費の増加が見込まれることと、新規顧客獲得のためのプロモーション費用等の増加などで、売上高150億1200万円(6.7%増)、営業利益10億1600万円(13.0%減)、経常利益10億300万円(16.1%減)、当期利益5億6700万円(49.3%減)と増収減益の見込み。

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