流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





PCデポ/売上4.3%増、営業利益14.1%増

2010年02月04日 / 決算

ピーシーデポコーポレーションが2月4日に発表した2010年3月期第3四半期業績によると、売上高は329億1200万円(前年同期比4.3%増)、営業利益8億1400万円(14.1%増)、経常利益8億6500万円(0.8%増)、当期利益4億7000万円(28.7%増)となった。

第1四半期は5万円以下の低価格パソコンの販売を強化し大幅に台数が増加したが、第2四半期はその販売が一巡、第3四半期は10月に新OSである「Windows7」が発売されたことから、新OS搭載のパソコンや関連商品が発売されたが、効果は短期限定的だった。

エコポイント対象商品の取り扱いが少ないため、家電量販店との顧客獲得競争において、パソコン販売で大幅値下げによる販売を実施した。

12月は異業種小売との顧客獲得競争が激化した結果、客数は第3四半期(10月~12月の3ヶ月間)5.7%減、既存店10.5%減と前年を下回ったため、セールの前倒しなどを行い、物販粗利も減少した。

サービス販売面は、通称「ブラックアウト」と呼ばれる新種ウイルスの発生により、無料診断などの技術サービスの強化を図った。

第1四半期に販売を開始したMVNO(仮想移動体通信事業者)によるパソコン用データ通信のサービスや自宅のパソコンをワイヤレス環境に設定するサービスを追加した商品の販売を開始したことなどで、サービス売上高は42.1%増、第3四半期(10月~12月の3か月間)は55.3%増となった。

サービス売上高は順調に増加したが、パソコン販売などの競争激化による物販粗利は減少した。

通期の業績予想は、売上高448億円、営業利益12億6000万円、経常利益13億2000万円、当期利益6億8000万円の見通し。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧