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パルシステム/1年契約の予約登録米、2割増し15万人超に

2009年06月17日 / 商品

パルシステム生活協同組合連合会は6月16日、田植え前の段階で産地と1年間の契約を結び、農薬や化学肥料にできる限り頼らない米づくりを応援するパルシステムの「予約登録米」が、ことしは前年比でおよそ2割増となる15万名以上の組合員から登録を受けたと発表した。

パルシステムは2009年度、「耕せ!日本の食と農」をキャッチフレーズにして日本の自給率向上に挑戦する「100万人の食づくり」運動を展開している。ほぼ100%自給できる国産食材の代表「お米」が、食料自給率向上のカギとなると考え、ごはんを食べることで食料自給率向上を呼びかける「ごはん、もう1杯キャンペーン」、自宅で米づくりができる「バケツ稲」の注文受付などを展開してきた。予約登録米も「100万人の食づくり」運動の一環として位置づけ、組合員に登録を呼びかけた。

パルシステムの予約登録米は、1993年の冷害による米不足を契機に、95年より開始した独自の制度。田植え前の段階で産地と一年間の契約を結び、登録者分を優先的に届ける。パルシステムの産直生産者は、化学合成農薬や化学肥料にできる限り頼らない環境保全型の米作りに取り組んでいる。

事前に予約を登録することにより、売れ残ったり慣行栽培と同じ価格で売らなければならない生産者のリスクを軽減できる。現在では、収穫前から「年間購入予約」をすることで生産者を応援する制度にもなっている。

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