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パルシステム/予約登録米が23万人分

2010年06月21日 / トピックス商品

収穫される米を1年間届ける「予約登録米」の利用を図る、パルシステム生活協同組合連合会は6月18日、2010年産の予約登録米が前年から107%増加し登録者数が16万2102人となったと発表した。

米需要が全国的に落ち込むなか、登録者数は年々増加しており、年間ベースでの数量は24万8103点、重量は1万3623t(精米ベース)の計算になる。

これは23万人分の年間消費量に相当し、米の作付面積で計算すると2870haとなる。沖縄県与那国島の面積(28.84平方km)に相当する田んぼからできる米が年間を通じて消費されることになる。

予約登録米制度は、1993年の冷害による米不足を契機とし、95年からスタートした独自の制度。田植え前の段階で産地と1年間の契約を結び、登録者分を優先的に届ける。

当初の目的は、収穫される米を予約することで確実に必要とする組合員へ届けることだった。最近では、売れ残った米を一般的な米と同様の価格で売らなければならないリスクを軽減できることから、組合員が生産者を応援する制度にもなっている。

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