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ホームファッション市場/2011年は2兆8550億円

2012年01月18日 / トピックス商品

矢野経済研究所は1月18日、ホームファッション市場に関する調査結果2011を発表した。
調査によると、2011年のホームファッション小売市場規模は2兆8550億円となった。ホームファッション市場は、家具や照明など、住宅の新設や転居時に新規需要が発生するアイテムの比率が高く、新設住宅着工戸数と連動して推移する傾向が強い。
2008年から2009年にかけて、新設住宅着工戸数が3割近く落ち込んだこと、また長引く景気低迷の影響などで低価格志向も強まっていたことから同市場もマイナストレンドにあった。
しかし、2011年3月の東日本大震災以後は特に多少高くても、「良いもの」や「本物」が求められる傾向にあり、高価格帯の商品にも動きが出始めている。
ファッションビルやショッピングモールなど大型商業施設を中心に出店を進め、勢力を拡大するショップやブランドが現れている。
好調なのは、「旅」や「アジア」、「スローライフ」など多様化する価値観に対応した特化型のショップや、顧客とのコミュニティをうまくショップに持ち込んだブランドが中心。
2011年のマーケットは、こうしたNEWライフスタイルショップの伸長が底支えとなって、前年からほぼ横ばいで推移したという。

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