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伊藤園/羽田国際線に「和カフェ」オープン、日本の茶文化を発信

2014年09月26日 / 商品

伊藤園は9月26日、羽田空港国際線旅客ターミナルに、和風カフェ「茶寮 伊藤園」をオープンした。4階に広がる商業空間「江戸小路」の中央部分一角に店舗を構えた。

<「江戸小路」共有部分からみた外観 ※内側の喫茶スペースも共有部分に当たる>
「江戸小路」共有部分からみた外観 ※内側の喫茶スペースも共有部分に当たる

<「茶寮 伊藤園」の外観>
「茶寮 伊藤園」の外観

本格的な抹茶やお茶をドリンクメニューとして提供するほか、抹茶を用いたソフトクリームなどの甘味メニュー、お茶漬けなどをそろえた。

<メニュー例「抹茶ソフトあんみつ」730円(税込)>
メニュー例「抹茶ソフトあんみつ」730円(税込)

店内で提供される抹茶や茶葉は、物販商品として店頭カウンターで購入することも可能だが、同店のメインは、あくまで抹茶・お茶を中心とした飲食サービスの提供にある。

これまで、物販を中心に直営店を展開してきた同社にとって、こうした抹茶・お茶をモチーフとした「カフェ」の出店は初の試みだ。

背景には、海外からの訪日客が右肩上がりで増加する中、日本の玄関口に、伝統的な“茶文化”を体感できる場を設けることで、海外客の需要を取り込みたいとの思惑がある。国の施策により、羽田空港では国際線の発着枠が段階的に拡充されており、訪日客は、今後さらに増える見込みだ。

こうした経営上の戦略とは別に、ティーバッグなどを用いたカジュアルなお茶の飲み方が広がる中、お茶の有力メーカーとして、手間をかけた本格的な茶の味わい方に再度光を当てたいとの思いもある。

<メニュー例「抹茶(菓子付)800円(税込)>
メニュー例「抹茶(菓子付)800円(税込)

伊藤園は、「茶寮 伊藤園」の1日当たりの来店客数を700~800人程度と見込んでいる。結果次第では、新たな出店の可能性もあるという。

■店舗概要
店舗名:茶寮 伊藤園(さりょう いとうえん)
所在地:東京都大田区羽田空港2-6-5
東京国際空港国際線旅客ターミナル4階 江戸小路内
営業時間:7:00~22:00

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