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イオン/NECの複数の電子マネーに対応した決済端末導入

2009年11月07日 / IT・システム

日本電気は11月6日、電子マネー決済端末「マルチサービス・ターミナル」を開発、発売するとともに、第一号ユーザーにイオングループの電子マネーWAONの地域展開の一つとして、四国地域で進めている「めぐりんWAON」サービスの対応端末として順次導入を予定していると発表した。

マルチサービス・ターミナルは、単体で動作可能なスタンドアロン型で、POSの有無や環境に左右されずに導入できる。iD、WAONなど最大8種類の電子マネーに対応し、大手コンビニエンスストアや家電量販店などで稼働中の同社製マーケティング&ペイメント基盤サービス、「MaPS」用端末としても利用できる。

また、おサイフケータイ用会員サービスプラットフォームのトクトクポケット、ソニーの汎用アプリケーションフォーマットFeliCaポケットにも対応している。

さらに携帯電話網、LAN、ISDN、公衆回線網のネットワークインターフェースから1つを選択し、導入企業の設置環境に対応する。端末のセットアップは電源を入れ、設定用カードをかざしてタッチパネルを操作するだけで、現地での調整や設定作業は不要。携帯電話網タイプの場合、ネットワーク配線が不要なため設置後すぐに利用できる。

大阪市交通局も、現在準備中の交通系ICカード「OSAKAPiTaPa」を活用した新規サービスで、加盟店用端末に加える予定。日本電気は、マルチサービス・ターミナルを2012年度までに累計5万台販売する意向。

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