大日本印刷／流通小売向けウエブ構築サービス開始、店舗情報と本部の一元管理両立

2009年03月15日／ IT・システム

大日本印刷（DNP）は3月13日、多店舗展開を行う流通小売企業向けのウエブサイト構築サービスを、プロシスタとの共同で開発したと発表した。各店舗独自の掲載情報更新と本部での一元管理の両立を可能にする。DNPは4月にサービスを開始する。

所在地やアクセス方法をはじめとする基本情報のほか、各店舗のチラシや新着情報、タイムセール、おすすめ商品、店長コメント、求人情報などをPCサイトや携帯サイト向けに、各店舗が独自に更新できる。チラシ情報は、DNPが運営するネットチラシのポータルサイト「オリコミーオ！」にも簡単に掲載が可能だ。

各店舗を統括する本部向けの管理画面では、店舗が更新した情報のチェックや店舗サイトのアクセス状況をランキング形式などで閲覧できる。同時に各店舗へ販促ツールやマニュアルなどを通達することが可能。

店舗サイトの更新は、本部と店舗が権限を分けて運用することができ、本部では全店共通チラシの掲載や本部企画の催事販売やキャンペーンなど全店舗に共通した情報の一括更新ができる。

販売予定価格は、初期費用が税抜きで300万円からで、月額利用料が税抜き15万円から。DNPは今後、イベントカレンダー機能の追加や旬のレシピ、ガーデニングなどサイト訪問率を上げるコンテンツの制作・運用を実施し、オプションサービスを充実させる。

店頭や街角の端末に情報を表示するデジタルサイネージやネットスーパーに対して、各種コンテンツを展開する連携機能を順次提供する。2010年度に20社の受注を見込む。

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