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牛角/FC店舗の売上・発注・勤怠管理を一元管理

2010年11月29日 / IT・システム

外食店のフランチャイズ店舗を全国に展開するレインズインターナショナルはこのほど、全国約1200店をこえるフランチャイズ店舖のデータ分析環境の見直しにあたり、データ活用ソリューション「Dr.Sum EA」を採用した。
システムを提供するウイングアークテクノロジーズによると、焼肉の「牛角」やしゃぶしゃぶ「温野菜」、居酒家「土間土間」など、全国に直営・フランチャイズチェーンあわせて約1200店をこえる飲食店舗を展開するレインズは、経営指導や店舗のさらなる活性化を進めるため、現場の売上・発注データ、勤怠データを基にしたデータ分析を実施し経営管理に役立てていた。
しかし、売上管理システム、発注管理システム、勤怠管理システムがそれぞれ独立して存在するため、データ分析を行うには、それぞれのシステムから詳細データをCSV形式で担当者が自ら手元のPCへダウンロードする必要があった。
売上データは注文明細単位で月間1900万件にのぼり、ダウンロードに時間がかかるためデータ分析に入るまでに相当の時間を費やしていた。
また、定型とは別の分析軸でデータを見たい場合は、情報システム部門にデータの抽出を依頼する必要があり、追加の開発コストが発生していた。
レインズは、データベースの刷新を機に、新たなデータ分析ツールとしてDr.Sum EAを採用し、データ分析環境の全面刷新を行い、2009年4月より本番稼動を開始した。
ウイング社によると「現在、一般的なユーザー約200名はWebブラウザで、経営幹部も含めて自由分析を行う担当者約20名はExcelのインターフェイスで、担当者が自らの発想で自由にデータ分析できる環境が整った」という。
「Dr.Sum EA導入後は、新メニュー開発のための実績調査や、投入した新メニューの売れ行き把握、販促物配布やキャンペーン展開と売上との相関関係、顧客が最初に注文した時間でみる店舗のピーク時把握などが、すばやく行えるようになり、本部部門の対応を迅速化している」(同社)という。
■「Dr.SumEA導入事例」詳細http://www.wingarc.com/product/dr_sum/usecase

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