流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





流通BMS/電話回線型EDIと併用できるシステム開発

2010年12月06日 / IT・システム

コンピューターソフトウェア開発の専門会社インターコムは12月13日から、インターネットを使用する流通業界の新しい標準EDI(電子データ交換)である「流通BMS」から電話回線を使用する従来型のレガシーEDIまで、様々な形態のEDIシステムを構築・管理・運用可能なソリューションパッケージ「Biware EDI Assist 2.0」を発売する。
<Biware EDI Assist 2.0を活用した流通BMSシステム概念図>20101206bms.jpg
小売業者や卸売業者などEDIによる取引業務を行う企業のシステム担当者、およびEDIシステムの管理を担う外部のSIerを利用対象とするWindowsパソコン向けのEDI運用管理パッケージ。
流通BMSが規定する新たな通信手順(EDIINTAS2、ebXMLMS、JX手順)と、これまで十数年以上にわたり利用され続けている従来の通信手順(JCA手順、全銀手順、全銀TCP/IP手順)のすべてに対応している。
また、新たにスマートフォンからEDIシステムの管理画面の確認や操作ができるようになった。例えば、EDIシステムのメンテナンスを請け負う企業が顧客企業のシステムトラブルに対して、外出中でも素早い対応ができる。
「ニーズに合わせたEDIシステムを最小コストで構築できるように、流通BMSのみのシステム、流通BMSと従来型のEDIを併用したシステムなど、必要な通信手順や機能を選択して任意のEDIシステムを構築することができる」(同社)という。
流通業界における取引業務の大幅な効率化・高精度化を目的として策定、改訂が進む流通BMSは、2009年10月に最新バージョンのVer.1.3がリリースされ、スーパー業界を中心に本格的な普及が期待されている。
しかし、特に中小企業で流通BMSの普及が進んでいない。普及の妨げとなっている大きな要因の一つが「導入コストの負担」にある。
導入コストを抑えるには、ASP型のEDIサービスを利用する選択肢もあるが、「システム障害に対する早期対応などで、運用上の柔軟性を優先させたい」、「安全性を考慮して、重要な取引データを社外ではなく社内のサーバーで管理したい」といった理由により、自前のEDIシステムを低価格で導入したいというニーズが増えているという。
そのため、本システムでは、例えば、流通BMSに特化した商品であれば約67万円の価格設定とするなど多様なパッケージを準備しているという。
■問い合わせインターコム企業情報システム事業部システム営業部TEL:03-3839-6240問い合わせフォームhttp://www.intercom.co.jp/contact/assist2/product.html

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧