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ラウンドワン/2月の売上0.8%減

2009年03月06日 / 月次

ラウンドワン(2008年3月期売上高:779億円)が3月5日発表した2月の売上状況によると、全社売上前年同月比は0.8%減、既存店は7.7%減となった。

事業別にみると、ボウリングの全社売上は3.5%増、既存店は2.7%減。アミューズメントの全社売上は5.4%減、既存店は11.8%減。カラオケの全社売上は0.8%増、既存店は10.5%減。スポッチャの全社売上は3.9%減、既存店は10.2%減。その他事業の全社売上は17.0%増、既存店は3.6%増となった。

累計ベース(2008年4月~2009年2月)の全社売上高は0.2%減、既存店は8.7%減だった。

既存店の売上高は7.7%減だったが、昨年がうるう年であった影響で営業日数が1日少なかったことから前年比で3%程度の影響があったため、実質的な減少は5%減程度だったという。

ボウリング事業では、2月末に全店にネットワーク対戦ボウリングの設置が完了し、未設置の店舗も含めて3月から全店での利用が可能となる。アミューズメント事業では、キャッチャーゲームなどの景品系ゲームが前年並みの回復傾向を見せた。

ボウリングやスポッチャなどを目的に来場した客のアミューズメントへの取込を徹底し、早期に前年比プラスへ転じるよう取り組む。カラオケ事業では、3月から全店舗でフリードリンク制を導入し、1人あたりの粗利益を変えずに割安感を演出し、集客力増加を図った。前年比マイナス基調が続いたスポッチャ事業では、緩やかな回復状態がみられるようになった。

今後は、競合他店の不振店舗のスクラップ加速が予想され、現状のオーバーストア状態が解消されるとともに、残存企業の業績回復が見られると同社は予測している。 

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