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経産省/10月の商業販売統計、小売0.9%減

2009年11月27日 / 月次

経済産業省が11月27日に発表した2009年10月分の商業販売統計速報によると、商業販売額は41兆20億円、前年同月比19.4%減となった。

このうち小売業は10兆8310億円、0.9%減。卸売業は30兆1710億円、24.4%減となった。商業販売額の季節調整済前月比は1.7%の増加で、小売業は0.9%減、卸売業2.4%増だった。

小売業を業種別にみると、各種商品小売業(百貨店など)が7.2%減、燃料小売業3.7%減、その他小売業が3.2%減、飲食料品小売業1.8%減。自動車小売業11.6%増、機械器具小売業7.7%増、織物・衣服・身の回り品小売業が0.7%減となった。

大型小売店販売額は1兆5608億円、前年同月比でみると6.4%減となった。百貨店は5585億円、12.3%減、スーパーは1兆23億円、2.7%減となった。

大型小売店を、前年同月比(既存店)でみると7.2%減となった。百貨店10.6%減、スーパー5.2%減。

商品別にみると、衣料品13.1%減、飲食料品4.3%減、その他は6.0%減。

百貨店の主力商品である衣料品は、婦人・子供服・洋品13.8%減、紳士服・洋品13.6%減、身の回り品13.4%減、その他の衣料品12.2%減となったため、衣料品全体では13.6%減となった。

飲食料品は5.6%減、家具16.3%減、食堂・喫茶9.9%減、その他商品8.7%減、家庭用品8.0%減。家庭用電気機械器具が8.0%増だった。

スーパーの衣料品は、その他の衣料品が26.3%減、婦人・子供服・洋品11.5%減、身の回り品10.6%減、紳士服・洋品7.3%減となったため、衣料品全体では11.9%減となった。

スーパーの主力商品である飲食料品は4.0%減、家具23.6%減、食堂・喫茶19.7%減、家庭用品7.9%減、家庭用電気機械器具5.9%減。

コンビニエンスストアの商品販売額とサービス売上高は、6739億円、2.9%減となった。商品別にみると、ファーストフードと日配食品が2306億円、 2.8%減、加工食品が1977億円、4.0%減、非食品が2188億円、2.5%減となったため、商品販売額は6471億円、3.1%減となった。サービス売上高は269億円、2.0%増だった。

卸売業を業種別にみると、各種商品卸売業38.9%減、鉱物・金属材料卸売業が33.3%減、建築材料卸売業29.6%減、家具・建具・じゅう器卸売業28.1%減、機械器具卸売業27.9%減、化学製品卸売業23.8%減、衣服・身の回り品卸売業 22.6%減、その他の卸売業22.2%減、繊維品卸売業20.3%減、食料・飲料卸売業9.9%減などすべての業種が減少となった。

大規模卸売店販売額は7兆5930億円、27.3%減となった。商品別では、鉱物43.8%減、石油・石炭42.5%減、非鉄金属36.8%減、鉄鋼38.1%減、自動車34.4%減となった。医薬品・化粧品は1.9%の増加となった。

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