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経産省/6月の商業販売統計速報、小売業3%減

2009年07月29日 / 月次

経済産業省は7月29日、6月分の商業販売統計速報を発表した。

商業販売額は40兆6380億円、前年同月比23.4%減となった。このうち、小売業は10兆6480億円(3.0%減)、卸売業29兆9900億円(28.8%減)。

小売業を業種別にみると、各種商品小売業(百貨店など)が6.6%減、織物・衣服・身の回り品小売業5.7%減、燃料小売業5.5%減、その他小売業3.9%減、飲食料品小売業1.2%減、自動車小売業0.5%減となった。

大型小売店販売額は1兆6039億円、5.1%減で、そのうち百貨店は5801億円、9.9%減、スーパーは1兆239億円、2.1%減。

大型小売店を、前年同月比(既存店)でみると、6.7%減で、百貨店は8.9%の減、スーパーは5.4%減。商品別では、衣料品11.7%減、飲食料品3.4%減、その他8.1%減となった。

百貨店の主力商品である衣料品は、紳士服・洋品が14.8%の減少、その他の衣料品が12.7%減、身の回り品が11.4%減、婦人・子供服・洋品が9.8%減となったため、衣料品全体では11.3%の減少した。

スーパーは、衣料品が、その他の衣料品23.7%減、身の回り品17.3%減、紳士服・洋品12.2%減、婦人・子供服・洋品9.2%減となったため、衣料品全体で12.6%減。

スーパーの主力商品である飲食料品は、3.3%減で、そのほか、家具21.7%減、食堂・喫茶18.1%減、家庭用電気機械器具12.0%減、家庭用品7.9%減、その他の商品4.1%減となった。

コンビニエンスストアの商品販売額とサービス売上高は、6613億円、0.9%増となった。商品別にみると、ファーストフードと日配食品が2218億円、1.2%減、加工食品が2009億円、1.1%増、非食品が2111億円、2.2%増となったため、商品販売額は6337億円、0.6%増加した。サービス売上高は276億円、7.8%増。

卸売業を業種別にみると、鉱物・金属材料卸売業が44.4%減、各種商品卸売業42.0%減、機械器具卸売業33.2%減、化学製品卸売業31.6%減、衣服・身の回り品卸売業30.3%減、繊維品卸売業28.5%減、その他の卸売業27.2%減、建築材料卸売業26.1%減、家具・建具・じゅう器卸売業23.6%減、食料・飲料卸売業8.8%減とすべての業種が減少となった。

大規模卸売店販売額は7兆8210億円、前年同月比31.3%減で、商品別では、非鉄金属54.4%減、石油・石炭54.3%減、自動車46.4%減、鉄鋼42.1%減、鉱物41.5%減となった。

一方、その他の輸送用機械器具が58.6%、医薬品・化粧品が4.0%増加となった。

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