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経産省/9月の商業販売統計、小売業1.4%減

2009年10月28日 / 月次

経済産業省が10月28日発表した2009年9月分の商業販売統計速報によると、商業販売額は41兆7270億円、前年同月比22.0%減となった。

このうち小売業は10兆5440億円、1.4%減。卸売業は31兆1830億円、27.2%減となった。商業販売額の季節調整済前月比は1.4%の減少で、小売業は0.9%増、卸売業1.7%減だった。

小売業を業種別にみると、燃料小売業10.0%減、各種商品小売業(百貨店など)が5.2%減、その他小売業が1.9%減、飲食料品小売業0.2%減。自動車小売業4.2%増、機械器具小売業2.0%増、織物・衣服・身の回り品小売業が1.7%増となった。

大型小売店販売額は1兆4936億円、前年同月比でみると4.2%減となった。百貨店は5189億円、9.5%減、スーパーは9747億円、1.1%減となった。

大型小売店を、前年同月比(既存店)でみると5.6%減となった。百貨店7.8%減、スーパー4.2%減。

商品別にみると、衣料品9.7%減、飲食料品3.5%減、その他は5.4%減。

百貨店の主力商品である衣料品は、その他の衣料品11.4%減、紳士服・洋品11.1%減、婦人・子供服・洋品10.2%減、身の回り品9.4%減となったため、衣料品全体では10.2%減となった。

飲食料品は2.9%減、家具13.6%減、その他商品8.2%減、食堂・喫茶6.8%減、家庭用品5.9%減。家庭用電気機械器具が0.9%減だった。

スーパーの衣料品は、その他の衣料品が23.4%減、身の回り品10.1%減、婦人・子供服・洋品7.5%減、紳士服・洋品2.3%減となったため、衣料品全体では8.5%減となった。

スーパーの主力商品である飲食料品は3.6%減、食堂・喫茶25.1%減、家具21.6%減、家庭用電気機械器具12.4%減、家庭用品6.3%減。

コンビニエンスストアの商品販売額とサービス売上高は、6610億円、2.4%減となった。商品別にみると、ファーストフードと日配食品が2244億円、 3.6%減、加工食品が1986億円、1.4%減、非食品が2129億円、2.2%減となったため、商品販売額は6359億円、2.5%減となった。サービス売上高は251億円、1.3%減。

卸売業を業種別にみると、各種商品卸売業41.3%減、鉱物・金属材料卸売業が41.3%減、機械器具卸売業31.7%減、建築材料卸売業27.6%減、家具・建具・じゅう器卸売業25.9%減、化学製品卸売業25.8%減、衣服・身の回り品卸売業23.1%減、その他の卸売業21.0%減、繊維品卸売業15.3%減、食料・飲料卸売業7.6%減などすべての業種が減少となった。

大規模卸売店販売額は8兆4170億円、30.8%減となった。商品別では、石油・石炭51.9%減、鉱物47.8%減、非鉄金属47.4%減、鉄鋼42.2%減、自動車34.5%減となった。医薬品・化粧品は4.8%の増加となった。

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