流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





経済産業省/7月の商業販売統計速報、小売業2.5%減

2009年08月31日 / 月次

経済産業省は8月31日、2009年7月分の商業販売統計速報を発表し、商業販売額は41兆6140億円、前年同月比24.2%減となった。

このうち小売業は11兆2790億円、2.5%減。卸売業は30兆3350億円、30.0%減となった。なお、商業販売額の季節調整済前月比は、2.9%の増加となり、小売業は0.4%増、卸売業3.3%増となった。

小売業を業種別にみると、各種商品小売業(百貨店など)が8.4%減、燃料小売業7.2%減、その他小売業が6.5%減、織物・衣服・身の回り品小売業が0.6%減、機械器具小売業0.6%減、飲食料品小売業0.1%減となった。

大型小売店販売額は1兆7361億円、前年同月比でみると、7.0%減となった。百貨店は6730億円、12.8%減、スーパーは1兆631億円、2.8%減となった。

大型小売店を、前年同月比(既存店)でみると、8.4%減となった。百貨店11.8%減、スーパー6.0%減。

商品別にみると、衣料品15.0%減、飲食料品4.2%減、その他は8.7%減。

百貨店の主力商品である衣料品は、紳士服・洋品16.8%減、婦人・子供服・洋品15.8%減、身の回り品13.2%減、その他の衣料品13.0%減となったため、衣料品全体では15.1%減となった。

飲食料品は、7.0%減、家庭用電気機械器具が18.5%減、家具15.5%減、食堂・喫茶9.9%減、家庭用品9.0%減。

スーパーの衣料品は、その他の衣料品が26.5%減、身の回り品17.3%減、婦人・子供服・洋品13.4%減、紳士服・洋品11.4%減となったため、衣料品全体では14.8%減となった。

スーパーの主力商品である飲食料品は、3.3%減、家具27.6%減、食堂・喫茶20.4%減、家庭用電気機械器具18.5%減、家庭用品8.3%減。

コンビニエンスストアの商品販売額とサービス売上高は、7156億円、5.1%減となった。商品別にみると、ファーストフードと日配食品が2429億円、4.9%減、加工食品が2152億円、7.7%減、非食品が2290億円、3.3%減となったため、商品販売額は6871億円、5.3%減となった。サービス売上高は285億円、0.5%増。

卸売業を業種別にみると、鉱物・金属材料卸売業が46.8%減、各種商品卸売業46.4%減、化学製品卸売業32.6%減、機械器具卸売業32.3%減、建築材料卸売業31.7%減、衣服・身の回り品卸売業29.0%減、その他の卸売業26.1%減、家具・建具・じゅう器卸売業23.4%減、繊維品卸売業20.8%減、食料・飲料卸売業10.8%減など、すべての業種が減少となった。

大規模卸売店販売額は7兆4650億円、35.2%減となった。商品別では、石油・石炭57.3%減、鉱物54.6%減、鉄鋼47.3%減、非鉄金属47.3%減、自動車44.2%減となった。しかし、医薬品・化粧品は0.6%の増加となった。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧