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資生堂/11月の売上高9%減

2009年12月28日 / 月次

資生堂は12月28日、国内の11月の月次売上動向を発表し、国内販売会社売上は、前年同月比で9%減となった。

カウンセリング化粧品の出荷は、「リバイタルグラナス」が引き続き好調に推移したものの、9月の新製品効果が一段落したことに加え、昨年11月に新ラインを導入した反動などにより前年を下回った。

セルフ化粧品は、「ウーノフォグバー」や「インテグレート」の新製品が好調だったが、全体では前年を下回り、トイレタリーは、引き続きヘアケア市場の競争環境が厳しく前年を下回った。

化粧品専門店における注力店やデパートチャネルの店頭売上は好調を維持しており、ブランドと店舗をチャネルごとに絞り込んで集中的に強化する取り組みの成果が出続けている。

第3四半期の海外売上は、新発売したグローバルブランド「SHISEIDO」の最高級ライン「フューチャーソリューションLX」が好調なスタートを切ったことなどにより前年を超える実績を確保し、前年比は第2四半期よりもやや上向いた。

アメリカは、北米デパートの化粧品市場が2桁のマイナス成長を続ける中、スキンケアを中心にグローバルブランド「SHISEIDO」が健闘し、前年を上回る実績。

欧州は、回復の兆しが見られるトラベルリテール(空港免税店など旅行者向けの事業)が前年並みの売上を確保する一方で、景気減退の影響を大きく受けているフレグランス、プロフェッショナルが弱含み、地域全体では前年をやや下回った。

アジア・オセアニアは、中国を筆頭に、台湾、韓国、タイなどが揃って前年を上回る実績を収め、地域全体でも2桁成長。グローバルブランド「SHISEIDO」や「マキアージュ」の新色などが好調に推移しているなか、中国では、デパート専用ブランド「オプレ」の新メーキャップラインも好調だった。

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