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チェーンストア/5月売上6.2%減の1兆204億円

2010年06月22日 / 月次

日本チェーンストア協会が6月22日に発表した5月のチェーンストア販売概況(会員企業62社、7852店)によると、総販売額は1兆204億円(前年同月比6.2%減、店舗調整後は5.3%減)となった。

主要部門別の概況では、食料品販売額が6366億円と7.2%減(店舗調整後は5.8%減)で、衣料品は1102億円・3.3%減(3.0%減)。住関品は 2094億円・4.0%減(4.3%減)で、サービスは34億円・2.1%減(増減なし)。その他は606億円・7.6%減(6.6%減)だった。

商品別の動きをみると、食料品については農産品は、野菜は玉ねぎ、ばれいしょ、ねぎ、レタス、きゅうり、なす、ピーマンは好調だが、キャベツ、トマトは不調。果物はアボカド、オレンジは好調だが、バナナ、りんごは不調。畜産品は、牛肉、豚肉、鶏肉とも不調。ハム・ソーセージの動きは鈍かった。水産品は、ぶり、うなぎは好調だが、マグロ、冷凍エビは不調。塩鮭、魚卵、一汐開きは不調。惣菜は、サラダなど洋惣菜は好調。焼物、揚物、スナックは好調だが、中華は不調。寿司の動きは良かった。その他食品は、洋酒、コーヒー、紅茶は好調だが、飲料、菓子、調味料、素麺は不調。昨年の新型インフルエンザ需要の反動で、缶詰、袋スナックなどが大きく落ち込んだ。洋風デイリーはヨーグルトは好調だが、アイスクリームは不調。和風デイリーは練物、水物、冷麺類、漬物は不調。ベーカリーの動きは鈍かった。

衣料品については紳士衣料は、販促効果から紳士シャツ、ジャケット、ワンマイルウェアは好調だが、スーツは不調。婦人衣料は、カットソー、ランファン、スパッツ、スカートは好調だが、スーツ、パンツ、ジーンズは不調。その他衣料・洋品は、機能性肌着は好調。パジャマ、ソックス、男児、女児は不調。昨年の新型インフルエンザの影響の反動でスクール水着、UV関連商品やレイングッズの動きは良かった。

住関品については、日用雑貨品は、ボトル等行楽用品、調理用品、和食器は好調だが、洋食器、台所用品は不調。玩具は男児、TVゲームは好調だが、女児は不調。文具は好調だが、ペーパー類の動きは鈍かった。医薬・化粧品は、医薬品は不調。販促効果から化粧品は好調。昨年の新型インフルエンザ需要の反動でマスク、ハンドソープは不調。除湿剤は好調だが、殺虫剤の動きは鈍かった。家具・インテリアは、家具はソファ類、ダイニング家具は不調。寝具・寝装品は羽毛布団は好調だが、タオルケットは不調。インテリアはリビング装飾・照明は好調だが、カーペットは不調。

家電製品は、DVDレコーダー、LED電球は好調だが、エコポイントの一巡により液晶テレビやエアコン、冷蔵庫は不調。その他商品は、自転車、スポーツ用品は好調だが、レディススポーツウェアは不調だった。

サービス・その他は、旅行関連やチケット販売などサービス関連の売上高の総販売額に占める割合は0.3%だった。また、食堂・喫茶部門売上をのぞく商品供給高などいずれの売上にも属さないその他売上の総販売額に占める割合は5.9%だった。

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