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日本チェーンストア協会/12月の売上4.2%減の1兆2465億円

2010年01月22日 / 月次

日本チェーンストア協会が1月22日に発表した12月のチェーンストア販売概況(会員企業68社、8216店)によると、総販売額は1兆2465億円(前年同月比4.2%減、店舗調整後は5.0%減)となった。

主要部門別の概況では、食料品販売額が7593億円と4.6%減(店舗調整後は5.4%減)で、衣料品は1419億円・1.8%減(2.2%減)。住関品は2660億円・3.8%減(5.0%減)で、サービスは51億円・0.6%増(0.5%増)。その他は740億円・6.0%減(6.0%減)となった。

商品別にみると、食料品では農産品の野菜が、玉ねぎ、ばれいしょ、ねぎ、もやしは好調だったが、相場安の大根、白菜、キャベツ、レタス、トマトは不調。果物はバナナや相場安のみかん、りんごは不調だった。畜産品は、輸入牛肉は好調だが、鍋物需要が盛り上がらず和牛、豚肉、鶏肉は不調。ハム・ソーセージの動きは良かった。水産品は、イカ、たこ、うなぎは好調だが、マグロや鍋物用の魚は不調。刺身盛り合わせの動きは良かった。塩鮭、魚卵、一汐開きは不調だった。

惣菜では、温惣菜の焼物は好調だが、中華、揚物、スナックは不調。要冷惣菜は不調。米飯、寿司の動きは良かった。その他食品では、第3のビール、洋酒は好調だが、調味料、飲料、菓子は不調。洋風デイリーは乳製品、調理冷凍食品は好調だが、アイスクリームは不調。和風デイリーは生麺類、水物、漬物は不調。ベーカリーの動きは鈍かった。
 
衣料品は、販促効果や気温の低下の影響により、減少幅は前月より大幅に縮小。紳士衣料では、コート、ジャケット、セーターは不調だが、販促効果もありスーツ、フォーマルは好調だった。婦人衣料では、ブラックフォーマルは好調だが、コート、ジャンパー、パンツは不調だった。その他衣料・洋品では、機能性を中心としてインナーや、ショーツ、婦人マフラー、婦人帽子は好調だが、男児・女児衣料の動きは鈍かった。
 
住関品では、日用雑貨品は、掃除用品、文具、製菓用品は好調だが、食器、台所用品、行楽用品は不調。玩具、ペーパー類の動きは良かった。医薬・化粧品は、医薬品は好調。化粧品は、フェイスケア、メンズは好調だが、ヘアケア、ヘアメイク、ボディケアは不調だった。

家具・インテリアは、家具がリビング装飾・照明、ボード類、リビング簡易・収納整理は好調。寝具・寝装品は羽毛布団、敷パッドは好調だった。家電製品は、エコポイント関連の薄型テレビ、DVDレコーダー、空気清浄機は好調だが、洗濯機、エアコンは不調。電球等の年末商材の動きは鈍かった。その他商品は、自転車、スポーツウェア、スポーツシューズの動きが鈍かった。

サービス・その他では、旅行関連やチケット販売などサービス関連の売上高の総販売額に占める割合は0.4%だった。食堂・喫茶部門売上をのぞく商品供給高など、いずれの売上にも属さないその他売上の総販売額に占める割合は5.9%だった。
 

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