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日本フードサービス協会/5月の売上2.0%減

2011年06月27日 / 月次

日本フードサービス協会が6月27日に発表した5月の外食産業市場動向調査によると、外食産業の5月度売上状況は、対前年2.0%減となった。
土曜日が1日少なかったことや、東京の雨天日数が5日増え、大阪では4日増えたなど天候不順のマイナス要因等による一部業態の不振もあり結果として回復基調が鈍ったようにも見えるが、全般的には震災の影響からはほぼ回復しつつある。
ファーストフード業態は、売上0.5%減、客数0.1%減で、ほぼ前年並みとなった。業種別では、麺類7.9%増、和風3.8%増、そのた5.0%増と前年を越えた。一方、持ち帰り米飯/回転寿司は、業態間の競争激化などで8.5%減となった。
ファミリレーレストランは客数3.4減、客単価0.0%、売上3.4%減となった。腸管出血性大腸菌O-111による食中毒事故の影響を受けた焼肉は、売上11.2%減、客数12.1%減、と大幅に低下した。前月は好調だった中華は0.7減だった。
パブ・居酒屋業態は、客数6.6%減、売上11.0%減で大幅減となった。居酒屋業態で3月からずれ込んだ宴会需要により若干の回復があったが、パブ・居酒屋業態全体としては震災による宴会自粛や夜間の外出客減少の影響を一番大きく受けた。
ディナーレストラン業態は、4.9%減で、未だ宴会自粛や夜間の外出客減少による宴会・予約需要減少の影響を受けた。一方、パブ・ビアホールは天候の影響で、6.4%減となった。
喫茶業態は、客単価0.7%増、客数2.7%減、売上2.0%減と回復傾向にある。

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