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日本百貨店協会/6月の売上0.3%増の4927億円

2011年07月19日 / 月次

日本百貨店協会が7月19日に発表した6月の全国百貨店売上高概況によると、全国の百貨店(調査対象86社・255店舗)の売上総額は約4927億円(前年同月比0.3%増)と4か月ぶりのプラスとなった。
6月は、震災による自粛ムードが一段落して、消費マインドの回復基調が鮮明になる中、高級時計や特選衣料雑貨など一部高額商材に動きが見られた。
節電意識の高まりと下旬からの記録的な気温上昇を背景に、この時期主力の夏物衣料が堅調であったほか、特に、クールビズや涼感寝具などの暑さ対策に関連した商材が極めて活発に動いた。
「絆」消費の盛り上がりで、中元の早期受注や父の日商戦も好調に推移したことなどから、最終的には震災後初めて前年実績を上回る結果となった。
地区別では、札幌、仙台、東京、横浜、名古屋、京都、大阪、神戸、広島、福岡の10都市売上動向は0.4%増で4か月ぶりのプラス。
北海道、東北、関東、中部、近畿、中国、四国、九州の地区別売上動向は0.2%増と4か月ぶりのプラスとなった。
衣料品・身のまわり品・雑貨・家庭用品・食料品の主要5品目では、食料品が2か月連続、家庭用品が4か月ぶりのプラス。マイナスは衣料品、身のまわり品、雑貨で、いずれも微減となった。
総店舗面積は641万3197㎡(1.8%減)、総従業員数は9万301人(5.7%減)となった。

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