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三陽商会/11月はコート売上16%増

2012年11月29日 / 月次

三陽商会は11月29日、紳士服商況レポートを発表した。

調査によると、気温の低下に連動し、実需に対応したコートが動き、11月1日~25日までの紳士服コートの累計販売額は前年比16%増となった。

<Paul Stuart キルテイングコート>

対象は、サンヨー、アレグリ、ポール・スチュアート、マッキントッシュフィロソフィーなどの紳士服主力7ブランドのコートアイテム。

10月中旬以降、一日の最低気温が昨年よりも低下したことにより、吸湿発熱わたを使用した薄くて軽くて暖かいコートの「スマートウォーマー」が、早いタイミングで売れ始め、11月の気温低下によって、特にダウンコートが好調に推移した。

11月は、「スマートウォーマー」を中心とした軽い着心地のものや温度調整が可能なライナー付のタイプと本格的な防寒タイプのコートが同時に売れる状況となった。

気象庁が発表した東日本における12月から2月までの3か月予報では、12月は、平年並みか低い気温で推移する見込みになっており、消費者の防寒衣料に対する需要が一層高まると考えられる。

紳士服ブランドでは、現在、ショート丈やミドル丈のコートが中心に売れているが、一部のブランドでは、ロング丈のダウンコートや冬物のウールコートが早くも動き出している。そのため、12月商戦に向け、さらに販売強化を図るという。

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