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三陽商会/4月はカジュアル苦戦、ビジネスアイテム好調

2013年05月08日 / トピックス月次

三陽商会が発表した4月度商況速報によると、気温低下によりカジュアル衣料が苦戦した反面、ビジネスアイテムが好調に推移した。

4月度における店頭での売上実績は、低めの気温が続いたこともあり、ジャケットやパンツが好調に稼動しましたが、週末の天候不良や昨年よりも休日が1日少ないこと等が影響し、前年を割り込む厳しい状況で推移した。

主販路の大手百貨店グループでは、衣料品は総じて苦戦したものの、円安による企業業績の回復や株価上昇により、富裕層を中心に宝飾品などの高額商品は引き続き好調に推移した。

紳士服、婦人服ともにスーツやジャケットなど、比較的高単価のビジネスアイテムが好調に稼動し、婦人服では、パターンオーダーが好評を得ているブランドも出てきたという。

4月の平均気温は、19日から29日までの東日本以北で、平年と比較して2~4度低く、東京都心においては、1.6度低く推移し、シャツやカットソー、スカートなどの比較的季節性の強いカジュアルアイテムが苦戦した要因となった。

しかし、婦人服では、今春のトレンドアイテムとなっている柄物やカラフルなパンツ、通勤にも幅広く使えるワンピースなどが、多くのブランドで人気商品となった。

紳士服では、ビジネスアイテムのジャケットや、カジュアルにも着回せるシャツやパンツで、麻を用いた商品が複数のブランドで動きが良く、今後本格化するクールビズ商戦に先駆けた消費動向が見受けられたという。

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