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三陽商会/8月は酷暑で半袖シャツ・ブラウスが堅調

2013年09月09日 / 月次

三陽商会は9月6日、8月の商況を発表した。8月は昨年を超える酷暑で半袖シャツ・ブラウスが堅調したという。

東京では、最高気温が35℃を超える猛暑日が、昨年の3日に対して今年は5日に増加し、1日の平均気温が30℃を超える日が昨年の7日から、ほぼ倍増の13日となる非常に暑い月となった。各地で豪雨による土砂災害が多発するなど、消費環境としては厳しい気象状況となった。

紳士服では、半袖シャツ、パンツが好調に稼働し、レディスでは接触冷感機能など、サラッとした着心地のブラウスやワンピースが好評となり、全社の店頭での売上(前売)は、ほぼ、前年を維持するかたちで推移した。

紳士服では、一昨年好調となったポロシャツが、既に消費者に行き渡ったためか、どのブランドにおいてもポロシャツなどのカットソー商材よりも半袖のシャツが好調に推移し、それに伴い、パンツも順調な販売状況となった。

一方で、いくつかのブランドでは軽量に仕立てられたジャストシーズン企画のテーラードタイプのジャケットが順調に稼働し、その流れは秋物の立ち上がりにもつながり、スーツやテーラードジャケットが昨年を上回って稼働し始めている。

婦人服では、トレンドの変化により、パンツではなくスカートが売上上位にランクインしはじめた点が特徴。スカートに合わせるアイテムとして半袖ブラウスも堅調に推移した。

同時に1着でも様になるワンピースも人気アイテムとなり、その点を上手く消費者に提案できたブランドは良い結果になった。

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