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中川研究所/新動線調査システムを開発、オリンピック長原店で運用試験

2009年06月24日 / IT・システム店舗

中川研究所(東京都品川区)は6月24日、光ID受信機を薄型化し、買い物カゴに取り付けられる「カゴ対応光ゲート式動線調査システム」を開発したと発表した。フードマーケット・オリンピックの協力を得て、6月17日-23日の期間にオリンピック長原店(東京都大田区)で運用試験を行い、実使用でも問題なく使用できることを確認した。

今後さらに解析を行い、収集したデータからマーケティングでの活用法などを検討する。

光ゲート式動線調査システムは、天井部や床部に着脱できる光ID発信装置を設置し、ショッピングカートや買い物カゴに装着した光ID受信機で、店内数十か所の位置情報を取得しデータベース化、動線情報として構築・分析できるシステム。

同社は従来、スーパーマーケットなどを対象にショッピングカートに取り付けた光ID受信機を利用して顧客の動線を調査する「光ゲート式動線調査システム」を開発し、商品化に向けた運用試験を行ってきた。

その後、スーパー側からショッピングカートを利用しない顧客の動線も把握したいとの要望があり、今回新たに買い物カゴに取り付けるタイプの光ID受信機を開発。運用試験を実施したもの。

この動線調査システムは、光ID受信機を買い物カゴの底に取付け、網目の間(カゴの形状によっては加工が必要)から床反射の光IDを受信します。新型の受信機はカゴの底に取り付けられるよう薄型の筺体を開発した。

また、ショッピングカートに比べ床からの距離が離れるため、新設計の内部回路を使用し、感度を向上した。新設計の回路は消費電力も少く、内蔵のリチウムイオン電池で7日間の連続稼働が可能。1週間各曜日の動線を取得することができるようになった。

詳細は下記URLを参照。
http://www.naka-lab.jp/lab/flow.html

問い合わせ
中川研究所
技術開発部:井川
TEL.03-5437-5120
info@naka-lab.jp

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