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東急百貨店/新商業施設ShinQsを公開、初年度売上180億円

2012年04月24日 / 店舗

東急百貨店は4月24日、渋谷駅前の複合施設「渋谷ヒカリエ」内に出店する商業施設「ShinQs」を報道関係者に公開した。

<ShinQs>

ShinQsは、地下3階から地上5階の8フロアで、約16,000㎡の売場面積にフード・ビューティ・ファッションなど約200の売場・ショップで構成する。ShinQs発信の新業態や自主編集売場、世界初・日本初を含む売場・ショップが4割以上、それらを含む渋谷初登場が7割以上を占めるという。

<地下3階のナチュラルマーケット>

初年度目標売上は180億円。渋谷ヒカリエでは初年度の来場者を1400万人と計画しており、うち1000万人は商業施設での来場者と見込んでいる。メインターゲットは、自分目線で高い自己編集力を持つ20代後半から40代を中心とする大人の女性だが、10代の若年層や50代・60代の中高年層を含め幅広い客層の獲得を目指す。

<地下2階の銘店売場>

二橋千裕社長は「渋谷にないものを7割集めることを目標に店づくりをした結果、84%のブランド・商品が渋谷初のものとなった。同じブランドでもここにしかないブランドが多く、是非、来店して確かめてほしい」と語った。

<地下1階の化粧品売場>

店舗の運営方式として、自主編集売場と業務委託売場、リーシングによる賃貸売場の3つを組み合わせた。賃貸売場が約50%、業務委託売場が約40%、自主編集売場が約10%と3つの形態をハイブリッドしたのが特徴の一つという。

<1階ビューティ&ファッション雑貨>

これまで賃貸売場では自社カードのポイントが付かないなど、お客に迷惑がかかる面があったが、売場形態が異なってもカードのポイント付与などを統一し、お客の利便性を高めたという。

<2階のShinQs パーツ ジョイスト>

自主編集売場として、傘やハンカチ、ストールなど服飾雑貨を集めた「ShinQs パーツ ジョイスト」や靴を集積した「ShinQsシューズ」などを展開した。

<3階のShinQsシューズ>

ShinQsシューズでは、靴のShinQsシューズカレイドのほか、靴専門店の「ダイアナ ロマーシュ」、「オデット エ オディール ユナイテッドアローズ」、フィッテイングサービスや靴のお手入れのサービスを提供するオレンジヒール フェミナを揃え利便性を高めたという。

<4階の新業態のビームス ライツ>

全てを雑貨としてとらえるZAKKA視点のMDキーワードをもとに、単なるモノの分類ではなく、売場を気軽に散策し、発見する楽しみや自分の視点や価値観で自由に組み合わせる買い方、使い方を提案する、ShinQsならではの独自性・新しさを追求したラインアップを目指したという。

<ザ・コンランショップ・キッチン>

5階には、キッチン用品と食品を販売する新業態の「ザ・コンランショップ キッチン」などライフスタイル雑貨の専門店を集積した。

施設概要
所在地:渋谷区渋谷2-21-1
売場面積:約16,000㎡
売場・ショップ数:約200
初年度売上目標:180億円

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