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そごう・西武/小さいサイズ婦人服を大幅拡大

2012年08月28日 / 商品店舗

そごう・西武は8月27日、小さいサイズ婦人服売場を大幅に拡大すると発表した。

<小さいサイズ婦人服売場の一例>

8月下旬以降、西武池袋本店、渋谷店、そごう横浜店など11店で小さいサイズ婦人服売場を増床、または売場を新設する。13年上期中にさらに11店の増床を実施。13年度中には基幹店6店の小さいサイズ売場を現状の約2倍の230㎡~300㎡に拡大する計画だ。

小さいサイズの扱いを大幅に拡大し、13年度には小さいサイズ売上を11年度比で150%増にまで伸ばす予定だ。大型店では、現状の10ブランドから32ブランドに取扱を拡大。アイテム数も現状の約3倍に拡大する。

従来より展開のあったミセスベーシックウェアに加えて、自主開発商品、取引先との共同開発商品、コンテンポラリーブランド、雑貨まで含めてバラエティ豊かにし、お客の幅広いテイストに対応できる品揃えを目指すという。

小さいサイズを拡充するにあたって、対象の全店で専任の自社社員とパート社員の配置を必須とし、サイズで悩むお客にとって大切な、フィッティングを強化する。

売場には可能な限り小柄な体格の販売員を配置し、販売員の試着販売を通してリアルな着用感を目にできるほか、実際に着用してみた際の着心地など顧客に近い目線での意見を参考にしてもらうことを目指す。

現在、百貨店業界で扱う婦人服ブランドのうち、大きいサイズを扱うブランドは100を超えるのに対し、小さいサイズブランドは20ほどという。

「お客の悩みに応えることが百貨店の存在意義であり、支持をいただける施策になり得るという観点から、今回の取り組みに至った」(同社)。

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