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三井不動産/台湾北部にアウトレットを2015年出店

2013年12月11日 / 店舗海外

三井不動産は12月11日、台湾北部に2015年に「(仮称)台湾林口アウトレット計画」を開業すると発表した。

<計画イメージ>

2月27日に事業者に決定した台湾北部新北市における「(仮称)台湾林口アウトレット計画」において、台湾大手のコングロマリット「遠雄(FarGlory)グループ」の中核企業「遠雄建設事業」と合弁事業契約を締結した。

今後、合弁会社が開発、運営などの事業推進を行う。合弁会社の概要は、資本金3万5000万新台湾ドル(合弁契約後)で、事業シェアは、三井不動産70%、遠雄建設事業30%(合弁契約後)。

開業スケジュールを当初予定していた2017年から2015年後半に前倒しすることとした。

アウトレットは、台北中心部から車で約30分、国際空港の桃園空港から車で約20分の距離にあり、2015年開業予定の地下鉄林口駅やバス停留所も近くにある交通至便なロケーション。

新北市政府が開発を推進する林口特定区の中心に位置し、将来的には特定区で35万人の居住人口を見込んでおり、今後の発展が期待される地域に出店する。

アウトレット施設としては約200店舗規模のラグジュアリーからインターナショナル、スポーツカジュアルまで、幅広いファッションブランドを誘致する予定。

シネマコンプレックスのほか、多様な飲食店舗なども導入する予定で、周辺居住者から観光客までの幅広い客層・ニーズに応える商業施設を目指す。

計画は、台湾における初の事業。台湾はアジアでもトップレベルの経済水準であり、交通網の発達による郊外部の人口増加、中心部の百貨店から郊外型ショッピングモールへの消費スタイルの転換など、特に商業施設事業において当社が日本で培ってきた強みを活かせる有望なマーケット。

親日性も高いため、日系テナントのアウトバウンドニーズにも応えることができるという。

台湾における事業機会獲得機能を強化するため、8月23日に台湾に拠点(三井不動産アジア台北支店)を設立した。今後、台湾において郊外型ショッピングセンターや住宅分譲、複合開発事業などを展開する。

グループは、海外事業を成長分野の一つに位置づけ、アジアでは中華人民共和国にてアウトレットモール(浙江省寧波市)や「(仮称)ららぽーと上海金橋」(2014年12月着工、2017年開業予定)などの商業施設事業と住宅分譲事業を展開し、東南アジアでは、クアラルンプール(マレーシア)でアウトレットモールの開発や住宅分譲事業を推進している。

海外事業については、2017年度までに約5,000億円の投資を行うことをイノベーション2017(2012~2017年度グループ中長期経営計画)において計画している。

計画概要
所在地:台湾新北市林口区建林段381,381-1,382,383
事業形態:ファクトリーアウトレット
敷地面積:約67,340㎡
店舗面積:約45,000㎡
店舗数:約200店
スケジュール:2014年着工、2015年オープン

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