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三井不動産/クアラルンプールと台湾にアウトレット

2014年05月08日 / 店舗海外

三井不動産は5月8日、マレーシア・クアラルンプールに「(仮称)三井アウトレットパーククアラルンプール国際空港(KLIA)」と台湾北部新北市に「(仮称)台湾林口アウトレット計画」の建築工事に着手したと発表した。

<(仮称)三井アウトレットパーククアラルンプール国際空港>
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(仮称)三井アウトレットパーククアラルンプール国際空港(KLIA)は、東南アジアにおける三井不動産初のアウトレットモール事業で、共同事業パートナーであるMalaysia Airports Holdings Berhadとの合弁会社MFMA Development Sendr in Berhadが事業主体となる。

最終的には東南アジアにおける最大級のアウトレットモール施設へと拡張する予定で、第1期は、4月1日に着工し、2015年初頭に竣工、開業の計画。

<(仮称)台湾林口アウトレット計画>
20140508mitsui2

(仮称)台湾林口アウトレット計画は、台湾における三井不動産グループ初の事業で、共同事業パートナーである台湾大手のコングロマリット遠雄(FarGlory)グループの中核企業の遠雄建設事業との合弁会社が、事業主体となる台湾北部最大級のアウトレットモール計画。4月25日に着工し、2015年後半に竣工、開業の予定。

両計画では、これまで日本国内の三井アウトレットパークをはじめとする商業施設や2011年に海外初の商業施設として開業した中華人民共和国浙江省寧波市における「杉井アウトレット広場・寧波」で培ってきた施設の開発、テナントリーシング、運営などのノウハウを最大限に活かしつつ、現地の商慣習に合わせて開発を推進する。

海外事業を成長分野の一つに位置づけ、アジアでは、中華人民共和国浙江省寧波市のアウトレットモール「杉井アウトレット広場・寧波」に続き、「(仮称)ららぽーと上海金橋」(2014年12月着工、2017年開業予定)の開発を進めている。

シンガポールや中華人民共和国、近年はマレーシア、タイ、インドネシアでも住宅事業に参画し、事業展開している。今後さらに東南アジアにおいて、経済成長と都市化の進展により需要が拡大する住宅分譲事業と、個人消費の成長を取り込める商業施設事業を中心に、事業の拡大を図っていくことを成長戦略の一つの柱とする。

2012年に公表した2017年度までのグループ中長期経営計画「イノベーション2017」では、計画期間中に欧米・アジアにおいて約5,000億円の投資を行うことを表明している。

施設概要
(仮称)三井アウトレットパーククアラルンプール国際空港(KLIA)
所在地:クアラルンプール国際空港敷地内
交通アクセス:クアラルンプール市街地から車で約40分
事業主体:MFMA DEVELOPMENT SDN.BHD
事業シェア:三井不動産70%、Malaysia Airports Holdings Berhad(MAHB)30%
事業形態:ファクトリーアウトレット
敷地面積:約180,000㎡
店舗面積:第1期開業約25,000㎡、最終期開業後約46,300㎡
店舗数:第1期開業約140店、最終期開業後約260店
スケジュール:2014年4月1日第1期着工
2015年初頭第1期竣工・開業

台湾林口アウトレット計画
所在地:台湾新北市林口区建林段381,381-1,382,383
交通アクセス:台北中心部から車で約30分、国際空港の桃園空港から車で約20分
2015年開業予定の地下鉄「林口」駅至近
事業主体:現地合弁会社
事業シェア:三井不動産70%、遠雄建設事業30%
事業形態:ファクトリーアウトレット
敷地面積:約67,340㎡
店舗面積:約45,000㎡
店舗数:約200店
スケジュール:2014年4月25日着工
2015年後半竣工・開業

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