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トーハン/松山市に書籍・文具・雑貨・コスメの複合店、8月26日オープン

2015年06月18日 / トピックス商品店舗

トーハンとグループ会社の明屋書店は8月26日、森ビルが愛媛県松山市一番町に開業する複合施設(AEL MATSUYAMA)2階に「SerenDip明屋書店アエル店」をオープンする。

店舗は140坪だが、「本を基調として読者のその先の興味や暮らしまでカバーする書店」を基本コンセプトに、従来の書店で一般的な商品ジャンルを一新し、生活者視点のテーマで「出会う」と「深める」の2つのゾーンで構成する。

SerenDip(セレンディップ)は、偶然の幸運を意味するセレンディピティが語源。お客に本やモノと出会う偶然の喜びや人と人が出会う偶然の幸運を体感できる店舗であって欲しいとの想いを込めた。

商品を陳列する什器設計にも外部デザイナーを起用し、書棚もレイアウトも提案型店舗にふさわしい新たなスタイルを目指す。

1つ目のゾーンである「出会う」は、たべる、こころとからだ、はぐくむ、くらす、たのしむの6つのコーナーに分かれており、話題のオーガニックコスメのjohn masters organicsとerbavivaを取扱い、専用の美容部員も配置するなど、暮らしを豊かにする提案する。

このゾーンでは、生活関連図書や生活雑貨、育児書や絵本に知育玩具、コミックやYA図書などと読者との出会いを演出する。

2つ目のゾーン「深める」には、物語と文化、教養と芸術、仕事と学び、趣味とスポーツ、旅するなどのコーナーが設けられ、関連する本や雑誌、文具、雑貨を取りそろえて「読者のその先の興味や暮らしまでカバーする」のコンセプトとした。

同フロアは床材が統一されており、旅行代理店のHISと旅行書の棚との連動や、地元で今治タオル専門店「伊織」他を展開するエイトワンが運営するカフェ「Branch Coffee by 81」には購入前の本も持ち込めるなど、フロア全体の一体感も演出する。

売場の一画には、地元あいテレビ(TBS系列:地上波)が運営するサテライトスタジオが「i-studio with明屋書店」の名称で併設され、ここからは、生中継による番組放映やインターネット番組も配信される予定だ。マスメディアとの連携で情報発信スポットとしても多種多様な情報を提供する。

今回の試みを全国の書店に参考にしてもらえるよう、店頭に陳列する商品の選書や発注は、TONETS-Vを始めとするトーハンのプラットフォーム上で行い、「SerenDip明屋書店アエル店」をこれからの地方書店活性化への一つの提案型店舗として位置づける。

店舗概要
所在地:愛媛県松山市1-2
AEL MATSUYAMA2階
営業時間:10時~22時(年中無休)
店舗面積:140坪(BOOK120坪、文具・雑貨・コスメ20坪)

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