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ヒラキ/靴の専門店事業から撤退

2010年03月11日 / 経営

ヒラキは3月11日、婦人靴を中心とした専門店事業からの撤退を発表した。

今後の事業展開の見通しなどを総合的に判断した結果、「選択と集中」の方針に基づいて決定したもので、これにより店舗販売カンパニーに属する専門店事業部は3月31日で廃止する。

同社は、自社の商品開発力と物流、販売網を活用した収益モデルを確立するため、専門店事業を推進し、全国各地のショッピング・センターなどに出店し、2008年12月には13店舗まで拡大していた。

しかし、ショッピング・センターの新規オープンの減少し、新規出店による拡大が困難な環境となったため、2009年4月からは、ディスカウント形態による店舗小売を行う総合店事業との連携を強化していた。

今回、婦人靴部門と共同運営を行うことで、商品や人員面で相乗効果を得られるよう機構改革を進め、不採算店は順次閉鎖することにしたもの。

営業中の各専門店は、建物賃貸借契約に基づき半年間をめどに閉店手続きを進め、その間に総合店事業部に吸収する。

このため、店舗改装時の初期投資などの固定資産除却損、建物賃貸借契約の解約違約金など9400万円の発生が見込まれるため、2010年3月期決算に店舗閉鎖損失として計上する。

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