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西友/客数増加基調を持続、6、7月は大幅客数増

2010年09月13日 / 経営

ウォルマート・ジャパン・ホールディングス(WMJ)は9月13日、都内で会見を開き西友の足元業績やEDLP政策の進捗状況などを発表した。

<ウォルマート・ジャパンのEDLPについて解説する野田CEO>

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野田亨最高経営責任者は「EDLPを中心とした低価格で、圧倒的な他社との差別化を図り飛躍的な成長を遂げる目標は、着実に進捗しつつある。6月、7月と既存店の客数が前年を大幅に上回る水準で推移した」と発表した。

同氏は「客単価は一部で下がる傾向があるが、販売ボリューム自体は伸びている」と述べ、売上高自体は堅調に推移しているもようだ。

ただ、利益については「西友時代の負のレガシーコストが解消できていない」と明言を控えた。同氏はレガシーコストとして、既存店舗の賃料の問題や24時間営業ができないなど賃貸借契約の問題をあげた。

<赤羽本社のウォルマートの看板>

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ウォルマートとしての日本での活動については、「昨年、WMJを設立し赤羽本社の看板もウォルマートとした。10月に発行する毎日・いつでも1%割引で、EDLPをアピールするウォルマートカードを通じて、ウォルマートの認知度も上げて行きたい」と述べた。

M&Aについては、「現時点では明言を避けたい」とコメントを控えた。

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