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パルコ/平野社長、「業績面で一定の評価を得た」

2011年04月21日 / 経営

パルコの平野秀一社長は4月20日、都内で開いた会見で自身の社長退任を発表した。
社長退任後、専務執行役員としてパルコの業務執行に引き続きあたることになったことについて「社長就任以来の施策が効果を発揮し、業績が回復基調になったことで指名委員会から一定の評価を得た」と語った。
「キャピタルモールアジアとの業務提携など私が先頭に立ってやってきた業務があり、完全に会社を退くと業務に支障をきたす恐れがある。社長から執行役員と立場が変わってもパルコの企業価値向上へ尽力する役割は変わらない」と述べた。
一連の問題の発端になった2010年8月の日本政策投資銀行との資本・業務提携については「中期経営計画を実施するために必要な判断だった。ただ、大株主の森トラストとのコミュニケーション不足はあった。この点を反省していると、森トラストの森章社長にも伝えた」と述べた。
また、労働組合や店長会、上級職社員らがイオン提案へ明確な拒否を表明した点については、「会社を心配しての行動で、従業員らの意思表明が、森トラストとイオンの関係者の判断にも影響したと思う」と語った。

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