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イオン/GMS改革で専門店化推進

2010年09月17日 / 経営

イオンは17日、新型GMSのモデル店舗となる「イオン幕張店」のグランドオープンに先立ち会見を行った。村井正平イオンリテール社長は「GMS事業のキーレバーは専門化にある」と述べ、直営売場と専門店の垣根をなくした店舗づくりを推進するという。

<これからのGMSを提案する村井正平社長>

村井社長は「かつては価格を下げれば2、3点余計に商品を買っていただけたが、いまは価格を下げても買上点数は上がらない。価格ではなく品質を求める難しい時代に入っている。こだわりのある団塊の世代を中心とした消費者にはナロー&ディープがキーワードだ。GMSの中途半端な集合体は駄目だが、ワンストップショッピングという利便性を生かしながら、専門店との融合を図る」と述べた。

イオンは2010年4月17日にイオンリテールが運営する生活雑貨専門店「R.O.U」をイオン津田沼ショッピングセンター(SC)に開店。8月26日には、イオンリテールが運営する自転車専門店「AEONBIKE」の路面店を千葉県市川市に開店させている。

これまでに、ペット分野で「ペットシティ」、手芸分野で「パンドラハウス」といった店舗をGMS直営店舗外のモール部分へ出店させ専門店形式で運営している。

先行する生活雑貨、サイクル、ペット、手芸に加えてリカー、ガーデニング、50歳以上のシニアライフ、衣料品のSPAで2つ以上の分野で専門店化を推進していく計画だ。

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