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セブン&アイHD/ヨークベニマルとヨークマートの事業統合を推進

2010年09月22日 / 経営

ヨークベニマルの大高善興社長は9月22日、ヨークベニマルとヨークマートの事業統合の進捗状況について「財務、人事、システムなど管理部門の統合が終了し、管理コストを削減しながら営業部門は地域で住み分ける仕組みが整った」と述べた。同日、栃木県栃木市に開店した「ヨークベニマル栃木祝町店」の開店時に記者団に語った。

<大高善興ヨークベニマル社長>

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管理部門の統合の結果、ヨークマートの本部人員は60人から48人に削減できたという。「将来的には開発、店舗改装、内装などの部門も福島県郡山市のヨークベニマルの本社に移転させ、本部機能の統合を進めたい」(同氏)としている。

店舗デザインやレイアウトに同じフォーマットを採用したほか、ゴンドラ、冷蔵ケース、アクリル板など店舗の什器、備品も共有化している。

NBの仕入については、セブン-イレブン、イトーヨーカ堂、ヨークベニマル、シェルガーデンと共同の商談を進めており、帳合いについても統合を進める方針だ。

ヨークベニマルは山形15店舗、宮城43店舗、福島65店舗、茨城25店舗、栃木20店舗を展開。ヨークマートは群馬1店舗、埼玉22店舗、千葉18店舗、神奈川17店舗、東京7店舗を展開する。

営業地域の違いに応じて商品本部は独立して運営するが、出店地域については双方の既存地域をそのまま維持する計画だ。

物流については、ヨークマートは既にイトーヨーカ堂の物流センターを活用しているためヨークベニマルとは統合しないという。

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