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相鉄HD/相鉄ローゼンを分割、小売業と不動産業を明確化

2010年10月29日 / 経営

相鉄ホールディングスは10月29日、子会社の相鉄ローゼンの小売業に関わる事業と不動産賃貸業を分割し、それぞれ100%子会社の相鉄トランスポートと相鉄アーバンクリエイツに事業を承継すると発表した。

<事業再編のイメージ図>
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2011年3月1日付で、完全子会社である相鉄ローゼンの小売業(スーパーマーケット業及び専門店業)に係わる運営事業を、相鉄トランスポートに対し会社分割(吸収分割)により承継し、相鉄トランスポートは「相鉄ローゼン株式会社」に商号を変更する。

同日に、相鉄アーバンクリエイツが会社分割後の相鉄ローゼンを吸収合併する。

相鉄ローゼンの店舗の大半は、土地・建物又は店舗区画を不動産所有者から賃借し、内装資産を相鉄ローゼンが取得・保有しているが、一部の店舗では土地・建物を自社で取得・保有している物件がある。

また、かつては小売業の店舗として運営し、その後直営の店舗としては閉鎖をしたものの、土地・建物が自社保有であるなどの理由から現在は「不動産賃貸業」として第三者に一括賃貸している物件もある。

相鉄ローゼンの経営改革をより迅速かつ効果的に推進するとともに、グループの保有不動産の更なる価値向上と有効活用を推進し、グループビジョン「Vision 100」の事業戦略を具現化する体制構築に向け、相鉄ローゼンを小売業の運営に専門特化する会社と位置づけるという。

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