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アドアーズ/DVDレンタルビジネスに参入

2012年01月12日 / 経営

アドアーズは1月12日、KCカードと業務提携し、DVD、音楽CDなどのレンタルビジネスとその付帯事業に参入すると発表した。
<レンタル事業の枠組み>20120112adoores.jpg
アドアーズは、首都圏駅前立地を中心に67か店のアミューズメント施設を展開し、50万人を超える会員網に代表される多くのリピーター顧客を持っている。
KCカードは、2011年8月に楽天が保有していた楽天KCの株式をJトラストが譲り受けたことを受け、新たに誕生したクレジットカード会社。
提携により、「レンタルビデオショップ」の資金出資・資産保有・不動産賃貸を含む各種契約等の経営はKCカードが行い、アドアーズはKCカードから「レンタルビデオショップ」の店舗オペレーション・採用や研修等の人材開発業務を含む運営について委託を受ける。
KCカードはリアル店舗を経由した新規会員の獲得に加え、クレジットカード事業における決済サービス、金融サービス(銀行提携保証を含む)、ポイントサービスの提供を通じて得た購買履歴情報と、「顔が見える」レンタルビジネスならではの顧客情報をマッチングすることにより、他に類を見ないユニークな顧客データベースを構築する。
顧客データベースを活用することにより、顧客の嗜好にマッチした効果的なプロモーション、リアル(店舗)とネット(会員サイト/KC Card on line)を通じた広告配信により視認率の高いプロモーションが可能となり、クレジットカード事業で展開しているポイントサービスを併用することにより、会員のレンタル・購買意欲がより一層高められるという。
広告クライアントにとっても「高視認率」、「高購買率」のプロモーションは非常に魅力であり、レンタルビジネスに留まらないBtoCビジネスの分野への本格的な進出も期待できる。
アドアーズは、レンタルビジネスという新規ビジネスのノウハウ蓄積や、未・既存出店地域を問わず新たに店舗展開することによる「アドアーズブランド」の向上を図る。
今まで、アプローチができなかった新たな層からの新規顧客の獲得や、既存顧客のニーズをより充足させるサービス戦略を図ることで、主力のアミューズメント施設運営事業への貢献を期待するという。

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