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厚労省/浅漬製造施設5476か所に立入調査

2012年11月21日 / 商品経営

厚生労働省は、浅漬製造施設への立入り調査結果を発表した。

8月に札幌市などで発生した浅漬による腸管出血性大腸菌O157の食中毒事件を踏まえ、同様の食中毒の発生の防止を図る観点から、全国の自治体で、浅漬を製造する施設に対して立入り調査を実施したもの。

5476施設に対して立入り調査が行われ、4926施設(90%)に指導を行ったことが報告された。施設別にみると、22の調査項目のうち、6割以上の項目が適合していた施設は、3342施設で全体の61%だった。

指導を行った項目別にみると、殺菌が実施されていない又は殺菌を行った記録がない施設が4418施設(81%)と最も多かった。

次いで、施設の衛生管理が適正に行われていない又は施設の衛生管理を行った記録がない施設が3859施設(70%)、自主検査が実施されていない又は自主検査を行った記録がない施設が3844施設(70%)となった。

引き続き、浅漬製造業者に対し、リーフレットなどを使用し、改正した漬物の衛生規範について周知の徹底を図り、年末一斉取締り・夏期一斉取締りなどにおいて、重点的に指導を行うという。

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