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アメリカンイーグル/20店100億円体制へ向け、地方出店を計画

2012年12月21日 / 店舗経営

米国カジュアルブランド「AMERICAN EAGLE OUTFITTERS」を展開するイーグルリテイリングは、来期に地方都市部での出店を開始する。

19日、日本最大の旗艦店となる池袋店の報道向け内覧会で、小嶋英幸Directorが明らかにした。首都圏で向上したブランド力を背景に、地方都市部へ出店し、事業展開を加速する。

同社は4月18日、日本1号店となる表参道原宿店を東急プラザ表参道原宿に出店。1号店の売上が好調なため、当初、5年で20店売上高100億円の計画を3年に変更。4月19日には、2号店をダイバーシティ東京プラザに出店、7月21日には、3号店をららぽーとTOKYO-BAYに出店した。

小嶋氏は「売上は計画比で2ケタ増で推移している。本来のターゲットである20代に加え、アメリカンカジュアルを好む30代、40代の中高年層の支持を得られた」という。

最大店舗の池袋店の店舗面積は約440坪だが、2013年春にはラゾーナ川崎に売場面積150坪以下で5号店を開店する計画だ。アメリカンイーグルは肌着とルームウェアの姉妹ブランド「aerie」との併設店舗を標準とするが、売場面積が約180坪のららぽーとTOKYO-BAY店はアメリカンイーグルの単独出店で、川崎店も単独店の予定だ。

出店立地は、「姉妹ブランドのaerieとの相乗効果が見込みるため、売場面積をしっかりと確保して出店したい。地方都市の駅ビルでは売場面積の確保が難しい課題がある。売場をしっかりと確保できる郊外のモールへの出店を検討している」という。

小嶋氏は「初期投資負担を除く、営業利益ベースでは事業は黒字化している。商品力は十分で、いまは店長を含めた人材育成が課題だ。出店物件は厳選しているため、20店の達成は容易ではないが、売上目標の達成は早いだろう」と語った。

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