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国内鞄・袋物市場/2012年度は0.8%減の8980億円

2013年02月18日 / 商品経営

矢野経済研究所は2月14日、国内鞄・袋物市場に関する調査結果2012を発表した。

調査によると、2012年度の国内鞄・袋物市場は小売金額ベースで8980億円(前年度比0.8%減)と予測する。

2011年度の国内鞄・袋物市場は、小売金額ベースで1.7%増の9051億円であった。高額商品需要の回復、旅行者数増加による鞄需要増、ビジネス・カジュアル兼用のメンズ向けトートバックの好調などが要因となった。

2012年度は、布製バックや財布、革小物などを中心とした新業態店舗の出店などが増えているものの、軟調なライセンスブランド市場の影響もあり、微減となった。

2011年度の主要分野別でみると、インポートブランド市場は小売金額ベースで4.0%増の3878億円と5期振りに成長に転じた。

ライセンスブランド市場は1317億円(1.7%減)と微減で推移したものの、ドメスティックブランド市場は0.6%増の3856億円で微増となった。

良いものを長く使いたいとする消費傾向が高まり、インポートブランドにも顧客が戻りはじめており、高額な商品の売れゆきが良くなりつつある。また、その一方で財布や革小物など、手頃な価格により購入しやすい商品も好調であったという。

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