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国内時計市場/2011年は9.4%増の5000億円

2013年02月22日 / 商品経営

矢野経済研究所は2月20日、国内時計市場に関する調査結果2013を発表した。調査によると、2011年国内時計市場は前年比9.4%増の5000億円で、2年連続のプラス成長を果たした。

2011年の国内ウォッチ市場は小売金額ベースで4462億円(11.8%増)、国内クロック市場は538億円(7.1%減)となった。

国内クロック市場が前年のプラス成長から再びマイナスに転じた一方で、国内ウォッチ市場は幅広い価格帯において好調に推移し、国内時計市場全体の底上げに寄与した。

2011年主要分野別では、インポートウォッチ市場が16.3%増の3375億円と2桁成長となり2009年の2桁割れからプラス成長に転じた2010年に引き続き大きく伸長した。

市場の約86%と大半を占める欧米からのインポートウォッチ市場も、16.0%増の2900億円とプラス成長となった。

震災後の反動消費や、株安という投資環境下にあって、セカンダリー・マーケットが確立されている高級時計が保守的な投資ニーズを捉えたこと、20代後半~30代における本物志向の広がりなどにより市場の底上げなされたことが大きく影響した。

2016年の国内ウォッチ市場は小売金額ベースで4600億円(2011年比3.1%増)、国内クロック市場は、560億円(2011年比4.1%増)と予測する。

国内ウォッチ市場は、今後も若い世代の高級時計需要層の拡大が持続すると考える。国内クロック市場は、国内メーカーの高い技術力を活かした付加価値商品の開発が市場を活性化させるとみる。

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