ヤフーとTポイント・ジャパンは5月13日、中小規模店舗へTポイントサービスを拡大すると発表した。
Yahoo!JAPANのテクノロジーを活用し、中小規模店舗向けにTポイントサービス導入の提携営業を行う「Tポイント代理店契約」を新たに締結し、両社でリアル店舗における「Tポイント」の普及・拡大を目指すもの。
中小規模店舗が独自でポイントシステムを導入するには、システム構築や開発のみならず、専用機器の初期導入費用やランニングコスト、刷新費用等の問題、またそもそもの顧客基盤の規模等が障壁となっていた。
今回、ヤフーで開発した専用のカードリーダーとタブレット端末をセットにしたYahoo!JAPAN版T-UNIT「T-UNIT3」を提供、イヤホンジャック型のカードリーダーをタブレット端末に差し込むだけで、簡単にTポイントサービスを導入できるという。
タブレット端末には、ヤフーが開発したアプリケーションがプリインストールされており、画面をタッチするだけで、直観的に迷うことなくポイントの付与と還元ができるほか、CRM機能の搭載により、優良顧客向けの販促キャンペーンを展開するなど積極的な販促施策を行うことができる。
アプリケーションを活用することで、システム更新などで仕様が刷新された場合でもオンライン上で簡単にシステム更新ができるため、機器自体を刷新する必要がなく、大幅なコスト削減も可能という
「T-UNIT3」は、中小規模店舗向けに5月13日から募集告知を開始し、6月7日から導入を実施する予定だ。