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ニトリ／消費税増でも価格維持を目指す

2013年09月04日 ／ 経営

ニトリの似鳥昭雄社長は、消費税増税後の対応として価格の維持を目指す方向性を打ち出した。

＜似鳥社長＞

似鳥社長は「消費税が上がっても、価格は変えたくないと思う。ただ、その場合は3％純利益が減るわけで、そうならない努力が必要だ。今年も円安で大変で、消費税もあり当面、逆風が続く」と述べた。

税額の表示方式ては、「総額表示は継続したいが、まだ決定していない。役員会はこれからで、私の一存では言えない。私は日本チェーンストア協会の副会長であり、その打ち合わせも進行中だ」と語った。

増税前の駆け込み需要について、「前回、5％への増税の際は、12月に駆け込み需要があり、増税直前の3月にホームファッションの駆け込み需要があった。4月以降は、駆け込み需要の3～4倍の落ち込みがあるというのが経験法則だ」と述べた。

「落ち込まないための対策が必要で、今年、来年、再来年の3年間は逆風だが、この逆風を乗り越えればまた強くなると思う。増収増益が26年間続いているが、逆風は社員の教育の場、技術の習得の場としては良い。今回は、増収増益が途切れても仕方がないと思う。前回の5％も自分たちで飲み込んだ。今回は、ダメならダメで仕方ないと思う」と語った。

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