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三井物産/ブラジルで大規模穀物生産の合弁会社、現地大手と組む

2013年09月04日 / 経営

三井物産は9月3日、ブラジルの農業生産大手、SLCアグリコラとともに、同国で大規模農業生産を行う合弁会社を設立したことを発表した。

資本金は2800万ドル(約27億8600万円)。出資比率はSLCが50.1%、三井物産が49.9%。

新会社は、三井物産が100%出資するXINGU社が所有する農地の一部として約2.2万ヘクタールをリースし、10月から作付けを開始する。両社は今後、協力してブラジルでの農業生産事業を拡大していく。

<XINGU社保有のタブレイロ農園(この一部を合弁会社へリースする)>
XINGU社保有のタブレイロ農園(この一部を合弁会社へリースする)

三井物産は、2007年からブラジルで農業生産事業を展開している。100%子会社のマルチグレインを通じ、穀物生産・集荷・販売事業を行ってきた。

具体的には、マルチグレイングループの事業会社であるXINGUが、ブラジル国内3州に11万ヘクタール強の自社農場を保有。大豆、綿花、トウモロコシを中心に生産している。

一方、SLCは1977年に農業生産事業に参入。ブラジル国内6州の14か所に同国最大規模となる合計約32万ヘクタールの農地を保有している。主に大豆、綿花、トウモロコシを生産しており、大規模農業生産の豊富な経験を持つという。

■合弁会社の概要
正式名称:SLC-MIT Empreendimentos Agrícolas S.A.
所在地:ブラジル連邦共和国 リオ・グランデ・ド・スル州 ポルト・アレグレ
設立年月:2013年8月
農場所在地:初年度はブラジル バイア州における農場(2.2万ヘクタール)から開始し、次年度以降、複数地区に渡って拡大予定

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