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松屋銀座/大規模改装で、今期7%増の売上目指す

2013年09月13日 / トピックス店舗経営

松屋銀座は9月13日、2009年夏から順次進めてきた全館リニューアルを完成させ、グランドリニューアルオープンした。

対象フロアは地下1階~地上4階、6階、7階の約7000㎡で、総改装費用は約30億円。改装後の年間売上目標は約570億円、2012年度対比で4%増を計画している。

<松屋銀座>

古屋毅彦店長は「2009年から進めているインポートゾーンの総仕上げをした。2階は特にレディースシューズを強化し、レディースシューズといえば松屋、松屋といえばレディースシューズといえるほどの売場となった。年間の売上目標は4%増だが、来年2月末に終了する今期は7%増の売上増をマストと考えている」と語った。

<古屋店長(中央)>

レディースシューズが最も強化された分野で、2009年時には2階になかったレディースシューズ売場を2階にも導入し、26ブランドを展開。既存の3階レディースシューズコーナーも65ブランドを72ブランドに取扱を拡大した。

<2階ロジェ ヴィヴィエ>

改装のメインターゲットはファッションとデザインにこだわりのある30~40代の女性で、社交的な交遊や環境意識の強い中間から富裕層とした。プレステージ性の高いブランドを集積することで、有楽町地区で活性化している20代の若年層を狙った商業施設との差別化を目指した。婦人服では、コンテンポラリーインポートゾーンを新設し、婦人靴とハンドバッグ売場は、グレードを見直し再編した。

<3階コンテンポラリーインポート>

4階のデザイナーズブティックゾーンでは、新たに「イッセイ ミヤケ」の4つのブランドを集積した新しいコーナーを展開。各フロアごとに展開していた「イッセイ ミヤケ」「プリーツ プリーズ ミヤケ」「ハート」「ミー イッセイ ミヤケ」の4ブランドを一堂に集めた。

<4階のイッセイ ミヤケ>

今回の改装では、ルイ・ヴィトンも増床。従来の1階、2階に、3階を加え、売場面積を1.5倍に拡大。店舗外観ファザードも2階までから、8階までに拡大した。パリ、ミュンヘンと松屋銀座のみで販売する万年筆などを販売し、観光客やルイ・ヴィトンファンの来店につなげたいという。

<ルイ・ヴィトンの万年筆>

古屋店長は「銀座にもっとも古くからあり、唯一、銀座に本店を構える百貨店として、これからも成長を続けていきたい」と改装の抱負を語った。

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