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文具・事務用品市場/2012年は0.1%増の4724億円

2013年11月28日 / 商品経営

矢野経済研究所は11月28日、文具・事務用品市場に関する調査結果2013を発表した。調査によると、2012年度の国内文具・事務用品市場規模(メーカー出荷金額ベース)は、前年度比0.1%増の4724億円と推計した。

2009年度以降、縮小基調で推移していた市場であるが、法人需要は底打ち感がみられ、個人需要では“消せる”ボールペンが大きく伸長したほか、ノートや手帳が好調だった。

市場は安定基調に転じており、2013年度の同市場規模(メーカー出荷金額べース)を、0.3%増の4737億円と予測する。

2012年度の油性ボールペンの市場規模は、2.7%増の192億円、水性ボールペン(ゲルインキ含む)の市場規模は、16.5%増の184億円と推計した。ボールペン合計では、9.0%増の376億円となった(いずれもメーカー出荷金額ベース)。

水性ボールペンは“消せる”ボールペンが大きく伸長し、市場規模拡大を牽引した。油性ボールペンは、主要メーカーの主力商品が堅調に推移するとともに、法人のノベルティ需要の回復などによりプラス成長となった。

2012年度のノート市場規模(メーカー出荷金額ベース)は、1.7%増の237億円と推計した。市場は、毎年拡大基調にあり、文具・事務用品市場における数少ない成長分野となっている。

デザイン性や付加価値を高めたノートの普及やデジタル機器(スマートフォン)に連動した新ジャンルのノートの登場などで成長を維持しているという。

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